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第二十四章 大切な人

 快楽に身もだえながらも、決して大声を上げることのないアルネに、エディンは声を掛けた。 「辛いのか? 嫌なら、もう止めよう」  それには、ふるふると首を横に振る、アルネだ。 「……はしたない様を、見せたくないのです」  だから続けて、と彼はエディンと視線を絡ませた。  その頬はバラ色に染まり、瞳はつややかに潤んでいる。 (良かった。嫌がっているわけではないのか)  そこでエディンは、彼の白雪のような内股を撫でさすり、腰を少し上げさせた。  秘められた、まだ固い蕾が現れる。  指で開くと、オメガの愛液で濡れた、可愛らしい紅い花が開いた。  その様子に、エディンの喉はこくりと動いた。

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