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さすがに最奥まで貫くと、本当にアルネの内臓を傷めてしまう。
そう判断したエディンは、中ほどで腰を進めることを辞めた。
代わりに今度は、ゆっくりと退く。
引き攣れる内壁が、ねっとりと付いてくる。
「はぁ……」
味わうように、エディンは息を吐き、声を漏らした。
目を固く閉じ、初めての感覚に困惑しているアルネは、そんな彼に問いかけた。
「え、エディン。どうか、した? 何か、変?」
「あ、いや。とても、心地よいものだから」
「僕は、変な感じ。気持ち悪いような、だけど、気持ちいいような。変な感じ」
「すぐに、気持ちよくしてあげるよ」
エディンは再び、アルネの体に腰をやった。
「んあぁ、あんッ!」
アルネの声は、次第にその色を華やかに彩り始めた。
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