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「え、エディン様。もう、もう無理……ッ」 「エディン、と呼んで欲しいと、以前に……」 「そうじゃなくて!」 「すまない。では、これ以上は進まないよ」  悶えるアルネの白い腹を、エディンはそっと撫でた。  ゆっくりと腰を退き、アルネの体内の具合を確かめる。  彼自身の精と、オメガの愛液とで、滑らかだ。 「これなら、少々暴れても大丈夫そうだな」 「え? 暴れる?」  エディンは答えず、その身で示した。  ゆっくり退いた後には、勢いよく腰をやったのだ。 「んぁあ!」 「うん、良い声だ」 「も、もう! エディン……はぁあん!」  砂漠の余熱は、再び灼熱に昇り始めていた。

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