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粘っこい水音は、アルネの恥じらいを強めてしまった。
「い、イヤです! やめて!」
「そう恥ずかしがるな」
「こッ、これ以上やると、僕、僕は、エディンを、嫌いになります!」
「えっ!?」
慌ててエディンは、動きを緩やかに整えた。
(アルネに嫌われたくない!)
しかし、止めれば嫌がるし、動けば嫌がるしで、困ってしまう。
(初めての時とは違う悦びを、アルネには与えたいな……)
では、と緩やかにではあるが、少しずつ奥へと腰を進めた。
捻りながら、奥へ。
ねじ込むように、奥へ。
「うぁ……はぁ、あんっ。ふ、うぅ。はぁ、はぁ、あ、あぁ……!」
「アルネ、苦しくはないか?」
「んんぁ、あぁ。うぅ、あぁ……」
首を反らし、軽く閉じた瞼の睫毛を震わせる、アルネだ。
(これなら、大丈夫だな)
彼に気付かれないよう、エディンはじっくりと、その体の最奥を目指した。
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