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アルネとエディン、そしてオアニアの作戦がひとつ成功した後に、カテリーナが悪だくみを練りつつあった。
「それで、式はいつにしましょうか? やはり、花咲き乱れる春がいいかしら?」
「そうですね。しかしながら、父上の喪が明けないうちに祝賀事は、反対が多いかと」
「それを押し切ることに、意味があると思わない? 私たちの威光を示すのです!」
「やれやれ、面倒くさいなぁ」
正直ハルパロスにとって、式典だの威光を示すだのは、興味の無い話だった。
今、彼の頭に浮かぶ妄想は、情けないことに可愛いアルネの裸身なのだ。
「式には、国外からも来賓をお招きしましょう!」
「はぁ」
(アルネの肌、触り心地がいいだろうなぁ)
「それには、費用が掛かるわね。国民から、税をもっと絞り上げないと!」
「うん」
(きっとまだ、純潔だよな。ウブな表情してたもんなぁ)
「ハルパロスも、巧くやりなさい。アルネ殿下を、聞きわけの良い子に調教なさい!」
「任せといて!」
最後だけは、やたら元気に返事をするハルパロスだった。
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