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(しかしアルネは、クーデターの戦犯たちを、見事に裁いて見せたじゃないか)  公開処刑されるはずだった彼らの命を、アルネはぎりぎりのところで救ったのだ。  この時の判断と実行力、そして周囲の人間を引き付ける、カリスマ性。  エディンは、そんなアルネの器の大きさに、一目置いていた。 「私でよければ、力になろう」  彼は今一度、アルネと共にオアニアの方を向いた。 「ありがとうございます!」  竜将と讃えられるエディンが味方ならば、アルネも心強い。  オアニアの調査結果を、冷静に受け止める余裕が整った。

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