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『死ぬほど、健康になりたい』  この言葉のように、おかしな矛盾をはらんだエディンの失言。 『死んでも、生き延びて還りますとも!』 「エディン様、その言葉は矛盾してます!」  アルネは彼を咎めたが、アミエラは笑って受け止めた。 「そのお覚悟があるのなら、それで結構ですよ」 「し、失礼いたしました……」  赤くなったエディンだが、アミエラの次の言葉に姿勢を正した。 「国王陛下は、私を置いて先に逝ってしまわれたでしょう? アルネには、そんな思いはして欲しくないのです」  国のために尽くし、見事に戦って散った。  そう言えば聞こえは良いが、遺された者は胸が張り裂けるほどに辛い。  アミエラの悲しみを、エディンは心に刻んだ。  決して忘れまいと、誓った。

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