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「若いわね、二人とも。私が言いたいことは……」  そこまでで、アミエラはピタリと話をやめた。  そして、すぐに仮王に寄り添い、彼の様子をうかがうような仕草を見せた。  顔を上げた時、彼女の笑顔は少し固くなっていた。 「お話しの途中、ごめんなさい。ちょっとだけ、外へ出ていてくれる?」  エディンはすぐにドアの方へと向かったが、アルネはアミエラと視線を合わせていた。  そして、母の表情に、気付かされたのだ。  大切なことに、気付かされたのだ。 「アルネ、部屋の外へ」 「は、はい。母上」  急いでアルネは、エディンの待つ病室の外へと出た。  そのままエディンの顔を見たが、彼は優しい笑顔のままだ。 (エディン様は、まだ気づいていないんだ。母上が言いたかった、本当のところに) 「僕、母上の真意がわかりました。エディン様にも、お伝えします」  アルネの真剣な様子に、エディンは顔を引き締めた。

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