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「その様子では、私の真意を解ってくださったのね……」  アミエラはハンカチを出して目元を押さえると、今度ははつらつとした笑顔を見せた。 「お二人の決意は、私の心に届きました。祝福します!」 「ありがとうございます!」 「母上、ありがとうございます!」  では、と三名は病室へと戻った。 「私は喜んで、フェリックス殿下とアルネの結婚を認めます」  母の言葉に、嬉しそうな笑顔に、ベッドの仮王もやんわりと微笑んだ。 「貴方は、どうでしょうか? フェリックス殿下を、義弟として迎えますか?」  アミエラは、仮王の膝の上へエディンの手のひらを広げさせた。  ゆっくりと、彼は手のひらの上へ指を滑らせ、文字を紡ぎ始めた。

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