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(確かにエディン様は、肌を合わせる時は『エディン』と呼んで欲しい、って言ってたけど)
敬語は使わないで欲しい、ということは、さらに上をいく願いだ。
「ものの例えだが。君は、軍馬や兵士で踏み固められた大地を、耕してくれたんだ」
「それは、クーデターの重犯者たちに課した、償いですが?」
「そうだよ。そしてアルネは、私の心を。幾多の戦いで、固く強張ってしまった私の心を、柔らかくほぐしてくれたんだ」
私たちは、永遠を誓うパートナーになる。
エディンのまなざしが、熱を帯びた。
「唯一無二の、つがいになるんだ。私は、君に対等に振舞って欲しい!」
「でも、でも僕……あぅ!」
「ど、どうした!?」
「お、奥まで届いて……当たってますぅ……!」
「す、すまなかった」
震えるアルネを、エディンは優しく抱きしめた。
「では、返事は終わってから聞くことにしよう」
「終わってからって……んッ! あぁあ!」
エディンは、緩やかに腰を使い始めた。
穏やかな心の灯火を、炎に変えていった。
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