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「エディン。僕の方からも、お願いがあるんです……じゃなくって、あるんだけど」 「何かな、アルネ」 「この先、いろんな困難が待ってると思うんです……じゃなくって、思うんだ」  くすくすと笑い、エディンはアルネの頬に可愛いキスをした。 「無理はしなくても、いいよ。お互いに、少しずつ慣らしていこう」 「はい。では、続けます」  アルネは、エディンの髪を白い指で梳きながら、訴えた。  静かに、だが心を込めて、願った。 「どんな困難が待ち受けていても、二人で乗り越えましょうね。隠し事は、ダメですからね?」 「解った、誓うよ。必ず、相談する」 「周りにも、助けてくれる人たちは大勢いますし」 「そうだな。皆で力を合わせて、乗り越えよう」 「良かった……」  二つに離れたアルネとエディンは、安らかな眠りに落ちた。  互いをしっかりと抱きしめ、夢の国へと飛んだ。

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