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第15話 手淫 ※微
茶之介くんの入浴中にこまごまとした家事を済ませる。
明日は、ライブの翌日なのでオフだ。
まあ、翌々日からは茶之介くんを含めた”餅麦茶畑”でのライブに向けて、練習が始まるだろ。
久々のオフだし何しようかな、なんて一瞬考えたけれど、体を休める日にしようかな…
3か月…、いや、もう2か月半後か。
その4人でのライブの後のオフに楽しみを取っておこう。
旅行もいいかもな~なんてホクホクと考えていると、「お風呂ありがとうございます」と茶之介くんが寝室に来た。
彼を見上げて僕は頷く。
もしものためにと買っておいた、デカい人用のスウェットはぴったりだ。
「今日はちゃんと髪乾かしてるね」
「はい。実さんに言われてから自宅でもちゃんと乾かすようになりました」
「偉い」と僕が言うと、茶之介くんは嬉しそうに表情を緩めた。
「じゃあ、僕もお風呂入ってくるよ。
布団はベッドの横に敷いておいたから、もし眠かったら先に寝てていいからね」
と僕が言うと「いえ、流石に家主であり、今日はライブもした実さんより先に寝るわけにはいきません!」と豪語していた。
が…、僕が入浴してスキンケアやらヘアケア、ストレッチをして戻ったころには茶之介くんは爆睡していた。
しかも、ベッドのほうで…
なんて奴!
と思いつつも、あまりに気持ちよさそうに寝ているので、思わず笑ってしまった。
でかい犬みたいだ。
僕は電気を消すと、隣の布団に体を滑り込ませた。
茶之介くん、うつぶせで枕に顔を埋めているけれど苦しくないんだろうか…
てか、あの枕洗ったっけ?カバー変えたっけ?
後々、なんか不安になったけれど、臭かったらそのまま眠らないだろうし、まあいっか。
僕も疲れていたこともあり、すぐに眠りについた。
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(梅田茶之介視点)
暗闇の中、目が覚めて、一瞬自分がどこにいるか分からずに跳ね起きた。
が、すぐに実さんの香りがして、自分が寝落ちしたことを思い出した。
実さんのベッドで、香りを堪能していたらふわふわしてきて、そのまま寝てしまったのだろう。
下から寝息が聞こえるので、おそらく、実さんは床で寝ている…
憧れの先輩を床で寝せるなんて、なんてことを!!
と、俺は大慌てでなんとか実さんをベッドに上げようとした。
寝ている人間を持ち上げるのは難しい。
が、無事に俺は実さんを抱き上げて、ベッドに乗せた。
その振動の為か、実さんは「うぅ…」と呻く。
はぁ…、か、かわ…
そのまま体を弄 ろうとしてしまう自分を何とか宥 める。
俺は戒めのため、自分の頬を叩いた。
ベチンと音がして、普通に痛くて悶絶する。
「ん…、誰?」
音で起こしてしまったのか、実さんが言った。
「あ、すみません。茶之介です」
「ああ…、しゃの…しゅ…」
茶之介と言い切る前にまた眠ってしまったらしい。
胸が痛くなってしまったので、押さえる。
これが年上はさすがに嘘だろ…
このままじゃ耐えられる気がしなくて、俺は床で眠ろう。
こないだのような痴態を働くわけにはいかない。
それで立ち上がろうとすると、「寒い」と実さんが俺に体を寄せる。
違う、俺は悪くない。
実さんが寒いから、一緒の布団で眠るだけだ。
決して下心はない。
そう言い訳をして、俺は実さんの横に体を滑り込ませた。
「んー…」
と、実さんが俺に抱き着く。
「あったか」
寒がり最高か!?
前からぎゅっと抱きしめる。
それですりすりしていると、俺の完全に立ち上がったモノが、実さんのある部分に触れた。
このぐにゅっとした感じ…、まさか…、実さんのソレ!?
まだ兆していないそこは柔らかく、俺は夢中で自分のモノを擦りつけた。
「んっ…、んぅ…」と実さんが悩ましげな声を上げ始め、彼のソコも固くなっていた。
実さんも気持ちいいんだ…
俺は感動して、さらにその先を求めてしまう。
普段なら絶対にそんなことしないのに…、熱に浮かされた俺は、互いのズボンをパンツごと下ろした。
剥き出しになったソコを、2本とも手で握る。
合わせて擦ると、普段の手淫では決して得られないような快感が走った。
俺は夢中で擦り合わせる。
どちらの物か分からない液体が零れて、ぐちゅぐちゅと卑猥な音が響く。
実さんも気持ちいいのか「あっ…、あぁ」と喘ぎながら、熱い息を溢している。
きゅっと俺の服の裾を掴んで、縋り付いて来る。
そんな様子に、さらに熱が高まり、俺は思いっきり吐精した。
実さんも吐き出したらしく、控えめなそこがビクビクと震えている。
やばい…、寝ててこのエロさなんだから、起きてたらどうなってしまうんだ…
俺は賢者タイムに陥りそうな自分に鞭を打って、後片付けをする。
手を拭き、実さんのソコを拭いていると「あぇ?さのすけ…くん?」と実さんが言った。
心臓が五月蠅いくらいに鳴る。
バレたら…、グループを追い出されるどころか、通報され、二度と実さんに笑顔を向けてもらえなくなる!
俺は固まって、事の成り行きを見守る。
「早く寝なねぇ」と、彼はそのまま眠ったようだ…
び、びっくりした…
俺は脱力して、その場に倒れ込みそうになる。
いやいや、片付けが先だ!
再度、鞭を打って、完璧に痕跡を消した。
明日がオフで本当によかった…
そして俺は、そのままベッドで寝てしまった。
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