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第26話 マッサージ※微
(梅田 茶之介 視点)
「じゃあ、実さんはベッドにうつぶせになってください」
俺がそう提案すると「はい」と実さんはベッドに乗る。
ここ最近の実さんは、疲れているようには見えていないけれど、スケジュールは誰よりも詰め詰めで、なんとか俺に手伝えることはないかと画策した結果、思いついたのがマッサージだった。
お祝いと称して、逆にもてなして頂いて申し訳ないくらいだけれど。
実さんはメンバーに迷惑を掛けたがらないので、ちょっと「マッサージしますか?」くらいの提案をしたら断われるだろう。
「疲れて見える」と噓を吐いてしまった。
ショックを受けている実さんを見て、とても心が痛んだけれど、その分、マッサージで癒されて頂こう…
「俺のは、整体とかじゃないので、痛かったら痛いって言ってくださいね。
もし痛めてしまったら大変なので」
「はーい」
「じゃあ始めますね」
解す部位を触って、大体の筋肉や筋の位置を確認して解していく。
父親にお願いして実験台になってもらったけれど、まあまあ好評だった。
実さんも癒されるといいな…
「凝ってる?」
施術中に実さんがくぐもった声で訊いてくる。
「んー…、どうですかね。
鍛えてるんで、俺の父よりは固いですけど、これが凝りなのかは分かりません…、すみません」
「ふふっ、別にいいよ。
気持ちいいし、十分。
茶之介くんも自分の仕事があるんだから、そんなに気を使わないでね」
「いえ!やりたくてやっているので!
それに、こういう形でもいいから実さんとの時間が欲しかったので大丈夫です」
と俺が言うと「えー、なんか照れる」と言われた。
可愛すぎて思わず力が入ってしまい、「いててて」と言った実さんに「すみません!」と謝って力を抜いた。
「痛めてないですか?」
焦ってそう訊くと、「うん、大丈夫」と言われたのでほっとしてマッサージを続ける。
他愛もない話をしていたが、だんだんと実さんの声がゆったりとしてきたので、リラックスできているようだ。
背面を一通り解したので、「仰向けになってください」と指示した。
「はーい」
言われた通りに実さんが寝返りを打って、仰向けになった。
眠そうなとろんとした顔がまた可愛らしい。
「じゃあ、足から解しますね。
表の方は裏ほど解すところがないので、すぐ終わりますから」
「はーい」
確認して、順番に解していく。
腹部から胸部に上がってくるときに、俺の手が擽ったいところに触れたのか「んっ」と、実さんが鼻から抜けるような声を出した。
「あ、すみません!
どこか触っちゃいましたか?」
どぎまぎしつつもそう聞くと
「ううん。僕が過剰に擽ったがりなだけだから」
と、実さんは答える。
くすぐったがり…
そう考えながら、ちょっと悪戯心が湧いて、あえて小指で胸の飾りを引っかけるように手を動かすと「あっ…」と小さい声が漏れた。
えっ…、エロい!!!
「実さん?」
と俺は平静を装って訊く。
「あ、ごめん。なんだろ…、茶之介くんの手だと余計にくすぐったいのかも?」
ちょっと恥ずかしそうに答える実さんに、思わず下半身が反応しそうになる。
「気にしないでください。
敏感な人だと、そういう風になってしまう可能性があるって書いてあったので!」
「あ、う、うん。じゃあもうそこは大丈夫だから、次のところ解して?」
「はい」
止 めてくれって言われなくて良かった、と思いつつ、鎖骨から首、頭をほぐす。
頭は特に気持ちいいみたいで、実さんは目を瞑って指圧を受けている。
「これぇ、めっちゃきもちぃ…」
うっとりと呟く実さんに、俺のソコは既に臨戦態勢になっていた。
し、静まれ…、万が一これがバレたら気持ち悪がられる!
が、その心配は杞憂だったようで、実さんはスースーと寝息を立てて眠っていた。
よかった…
マッサージ自体は成功した。
これで俺も寝ればいい。
けれど、以前、実さんのソコと一緒に抜いた時のことを思い出す。
めっちゃ気持ち良かったんだよな、あれ…
今も実さんは寝ている。
彼も忙しくて抜いていないに違いない。
そうならば…、後輩として手伝うべきでは?と邪な思いが湧いた。
「失礼します」と小声で言って、実さんのパンツをズボンごと下げる。
小ぶりで人よりも色が薄いソコを凝視していたら、我慢することなどできなかった。
数回しごいただけで、敏感な実さんのモノは、硬度を持ち、透明な粘液を溢し始める。
実さんの口からは「はぁ」とか「うんぅ」とか声が漏れている。
眠っているのがよりえっちだ…
俺はたまらずにそこに吸い付く。
ペロペロしたり、裏筋から舐めあげたりすると、ビクビクと震えてさらに雫が溢れ出す。
男性のモノを咥えたいとか、舐めたいとか考えたことは一度もないのに、実さんのってだけで嫌悪感どころか咥えたいという欲が湧くのが不思議だ。
夢中で舐めていると、ドクっと陰茎が震えて白濁を吐き出した。
正直あまりおいしくないけれど、俺はそれを飲み込んだ。
推しの体液が口の中にあったら、飲み込むよな、普通。
満足した俺は、実さんのソコを拭き、衣服の乱れを正して布団を掛ける。
自分のどうしようもなく立ち上がったソコを納めるべく、お手洗いを借りた。
寝室に戻って、すやすやと眠る実さんを見て、愛おしさがこみ上げる。
そっと横に滑り込み、抱きしめる。
お風呂上がりの石鹸の香りと、ほのかに実さんの香りがする。
しばらくそれを吸い込んでいると、「んん」と呻きながら実さんも俺に腕を回してきた。
抜いておいてよかった…
そう思いつつ、俺も眠りに落ちた。
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