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第38話 交わり※

----------   (蜂谷紅亮 視点) 「んへ、ガチガチ」と、俺のソコを掴んだはたちゃんが嬉しそうに笑う。 マジで何…?何が起きてる? 俺が混乱していると、はたちゃんが少し移動して俺のモノと自分のモノをくっつけて両手で擦り合せ始めた。 はたちゃんは喘ぎながらよがっているが、俺としては拙すぎるそれがもどかしい。 「はたちゃん、貸して」と言って手をどけさせると、俺は2本同時に擦り上げた。 俺としてはちょうどいいんだけれど、はたちゃんにとっては刺激が強すぎるらしく、「やぁっ!?だめ!!止めてぇ」と絶叫している。 数回しごくと、はたちゃんは吐精して俺の上に覆いかぶさって脱力している。 ぴくぴくと余韻で震えているのがエロかった。 でも、俺はまだイっていないので構わずに擦り続けると「だめ、イったばっか」とはたちゃんが弱弱しく抵抗する。 無視して自分も達すると、はたちゃんは俺の上に潮を吹いた。 「やだぁ…、おもらししちゃ…」 ぐずぐずと泣き始めたはたちゃんを宥めて、俺はティッシュで汚れた場所を拭く。 拭き終わったので彼を寝かせようと思ったら、全裸のままソファに横たわって寝息を立てていた。 せめて起きててくれれば、服を着せて客室に連れていけたのに… ちょっと恨みがましく思いながらも、床に落ちていたパンツを拾って履かせようとした。 けど…、このパンツ、濡れちゃってるし新しいのを出すか… 自分の新品の控えをはたちゃんに履かせようとして、ふと魔が差した。 はたちゃんって…、いわゆるネコなんだろうか? 肛門を使ったこともあるのかな… 考えるだけで留めておけばいいのに、好奇心が湧いた俺は手近なハンドクリームを手に取ると、彼の蕾に指を差し入れた。 ギチギチと音がしそうなほど狭い。 …、あれ? ここを使っているというわけではないのか? そんな風に考えつつも、無意識に指を出し入れしていたようで、はたちゃんが「うぅ」と短く呻いた。 「あ、ごめん。痛かった?」 目を開けたはたちゃんがぼんやりと俺を見ている。 どういう感情?寝ぼけているだけ? そっと指を押し込んだ時に、中で触れるものがあった。 その瞬間「あっ」とはたちゃんが喘ぐ。 「えっ?ここ?」 再度そこを押すと、「あっ、何!?」と困惑しつつも気持ちよさそうである。 これが噂に聞く前立腺か? 好奇心からそのあたりをぐちゃぐちゃと弄っていると、はたちゃんは全身を硬直させた後に弛緩した。 イったってこと? はたちゃんの顔を見ると、ぽやんとした顔をしている。 やばい… 全然抱けそうなんですけど… ダメだと分かりつつも、散々高ぶってしまった俺は、はたちゃんの足の間に体を滑り込ませた。 肛門にソコを押し当てても、はたちゃんは抵抗する素振りがない。 やっぱり経験者なのか…? そう思いつつも、陰茎を押し進めると、初めは押し戻そうとしていた肉襞がある場所を超えたあたりで受け入れるような動きになった。 ずぶずぶとそのまま中に入り込む。 「んっ、くっ…、え?何?」 漸く我に返ったのか、はたちゃんが声を上げた。 「えっ、なんっ…、どういうこと?蜂谷さん?」 さっきまでノリノリで誘ってきたくせに急にあどけない顔をするはたちゃんに、俺は興奮していた。 煽るのが上手すぎるだろうが。 「ごめん、はたちゃん」 そう言って俺は、はたちゃんの奥に陰茎を突き入れた。 「んああっ!?」 はたちゃんが顎を逸らして震えている。 俺は無我夢中で彼の腰を掴んで挿出を繰り返した。 小さく喘ぎながら、行為の苦痛や快感に耐えているはたちゃんが愛おしくなり、その唇を塞ぐ。 くぐもった鼻から抜けるような声。 必死に俺の袖を握り締める手。 全てが俺の欲をかき立てた。 気付いたら彼の奥深くに吐精していた。 暫く、はたちゃんを抱きしめて余韻に浸る。 やばい…、こんなに無我夢中になってしまったの久々だ… 俺の袖を掴んでいたはたちゃんの手がずるりとソファに落ちた。 体を離すと、どうやら彼は寝落ちしたらしい。 彼のお腹は、彼が吐き出したと思われる体液で濡れていた。 また拭かなきゃ。 ずるりと自身を彼の中から抜くと、呼応するように蕾がくぱくぱと開閉した。 どろりと白いものが出てくる。 やばい…、これの処理、どうしよう。 途方に暮れながらも、俺は証拠隠滅に精を出した。

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