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25 本物の番※
結婚式の後、二人はノースエンド城に戻り、ささやかな夕食をとった。
しんと静まり返った廊下を、言葉少なに並んで歩く。
それぞれの部屋へと向かう別れ際、ふと足をとめたリネアが、そっとイアンデのシャツの袖口をつまんだ。
「あとで、イアンデ様の部屋に行っても?」
イアンデは鼓動が跳ね上がった。その言葉が意味する行為を想像し、ごくりと息をのむ。
かろうじて頷くことしかできなかった自分を見て、リネアは恥ずかしげに、そっと微笑んだ。
「では、準備をしてきますね」
リネアはくるりと体の向きを変えると、ぱたぱたと軽やかに走り去った。廊下の奥へと消えて行く後ろ姿を見つめながら、イアンデの脳裏にふと、ひとつの疑問がよぎる。
(準備、とは…………?)
想像しただけで脳が沸騰しかける。それ以上考えては危険だと直感し、慌てて思考を停止した。
一人自室に戻り湯浴みをすませた。頭を冷やそうと窓を開け、夜空を見上げた。澄んだ闇の中に、少しだけ端の欠けた明るい月が浮かぶ。
リネアとはじめてこの部屋で過ごしたのは、満月の夜だった。
発情するリネアを前に、なけなしの理性で拷問のような夜を必死に耐えた。
強力な抑制剤を服用していてすらあれだ。今夜は満月ではないとはいえ、愛する人を前に自分自身がどうなってしまうかわからなかった。あの暴力的なまでの欲望に、今夜も抗いきれるのだろうか?
万が一暴走した時に備え、抑制剤を飲むべきか迷ううちに、ふわりと甘い香りが鼻を掠めた。
リネアの匂いだ。
控えめなノックの後に、ガチャリとドアが開く。
「お邪魔いたします」
リネアはイアンデに気付くと、じわりと頬を色づかせた。少し俯いたままこちらに近づいてくる。
リネアは目の前でぴたりと立ち止まると、不安げにイアンデを見上げた
「どうした?」
「あの……早急に、ご確認いただかなければならないことがあるんです」
「確認?」
リネアはイアンデの手を取ると、そのまま窓辺へと導いた。淡い月明かりが降り注ぐその場所で、意を決したように口を開いた。
「こんなに大切なご確認が、初夜の当日になってしまい申し訳ありません。私としたことが、すっかり失念しておりました。本当は、結婚前にすべきことだったのに」
そう申し訳なさそうに話しながら、リネアはスルリと腰紐をほどいた。
戸惑うイアンデの前で寝着をはだけさせ、ストンと床に布を落とす。
リネアは、下着をつけていなかった。
イアンデの眼前に、リネアの一糸纏わぬ姿がさらけ出される。
「私はこのように、子ができる体質とはいえ、女性とは全く違います。大丈夫でしょうか……こんな、体で」
思いがけない事態に、イアンデは言葉を失う。
確かにリネアの体は、女性とは違うようだった。しかしイアンデが見慣れた男の狼獣人とも全く違っていた。
なだらかな体のラインは、男性と女性の境界を揺らぐような危うげな魅力を漂わせる。
ほっそりとした腰、淡い色の胸の飾り、剥 きたての果実のような小ぶりな尻。すらりと伸びた腿の間には、控えめな性器が見えた。
まぎれもない男の体だ。
しかしそれは、ずっと見たいと望んでいた愛しい妻の裸体だった。
これから、この体に触れることができる。
そう思うだけで、興奮で頭がおかしくなりそうになった。
イアンデが食い入るように見つめていると、リネアは沈黙に耐えかねたかのように、慌てて声を上げた。
「あの……イアンデ様? やはり難しい、ということでしたら、遠慮なくおっしゃってください。その場合私は、ガウンを着たまま、ご奉仕しますので……」
脱ぎ捨てられた寝着に伸ばしかけた手を、イアンデはパシリと掴む。リネアの動きを阻むために、その体を力いっぱい抱き寄せた。
「そんなことをする必要は全くない」
「でも……」
「すまない。見惚れてしまっただけだ」
肩から背中にかけての柔肌に、こわごわと指を滑らせる。初めて触れる、温かなリネアの体。とろけるような手触りに思わずため息が漏れた。
撫でた背中の下には、片手に収まるほどの黒い尻尾があった。その小さな尻尾に、指先がちょんと触れる。その瞬間、リネアが「ひゃっ」としゃくりあげるように喉を鳴らした。
「っ……あ、あの……では、お気持ちは変わりませんか?」
「当たり前だ! 俺はずっと、こうしたいと思っていた……」
リネアが深く安堵の息を吐いた。
愛する人に、このような無用な不安を抱かせていたなんて、不甲斐ない自分を殴り飛ばしたくなる。今すぐリネアの不安を、跡形もなく消し去らなければならなかった。
リネアを抱き上げ、注意深く寝台に横たわらせる。驚いて瞳をぱち、と瞬かせたリネアを見て、イアンデもふと、心配になった。
イアンデも素早く寝着を脱ぎ捨てると、寝台に乗り上げ、仰向けのリネアを見下ろす。
「リネアこそ、嫌じゃないのか……?」
リネアはほんの数時間前まで、自分の元から去ろうとしていた。けれど先ほど、自分の切羽詰まった求婚を受け入れ、結婚式まで挙げてくれた。
それからまだ、いくらも時間がたっていない。本来事前に行うべき段階をほとんど踏んでいなかった。本当によかったのだろうか。こんなにも突然、初夜を迎えてしまって。
リネアは覆い被さる自分の下で、驚いて目を見開いていた。その視線が、イアンデの筋肉質な体の表面をそろそろとたどる。イアンデが不思議に思い首をかしげると、リネアの顔が、突然ぶわっと朱を注いだように真っ赤に染まった。
「っ、どうした……?」
「嫌なわけがありません。だってイアンデ様は……こんなに、素敵で……ずっと、触れたいと、触れていただきたいと、思っていたんです」
リネアは指先をそっとイアンデの胸に置いた。触れられた場所から熱が生まれ、じわじわと中へと染み込んでくる。
体が熱い。愛する人からこのように褒められて、舞い上がらない男がどこにいようか?
「……では、もう、いいな?」
イアンデはあの満月の夜、リネアの発情を和らげることだけを考えながら体に触れた。けれど今夜は、あの時とは違う。ようやく想いを通じ合わせ、リネアに求められて、イアンデ自身もう我慢の限界だった。
リネアが頷くか頷かないかのうちに、溢れ出す想いのままに口付ける。その小さな唇を、吐息ごと飲み込むように隙間なく塞いだ。舌を挿し入れようとすると、迎え入れるように唇が開く。柔らかな口内を舐めあげると、リネアの甘やかな味がイアンデの中いっぱいに広がった。
「ふっ……ん……、イアンデさま……」
気持ちよさそうに漏れたリネアの声に、全身が総毛立つかのようだった。
イアンデは唇を離し、リネアの首筋に顔を埋めた。清らかなリネアの香りが胸を満たす。けれど、以前あれだけ重ねづけた自分の匂いは、もうほとんど消えかけていた。
ここまで薄くなってしまったのは自分のせいだった。愛する人に自分の匂いがないことに、腑 が煮えくりかえる。自分自身の不甲斐なさに我慢がならなかった。
この人は俺のものだ。誰にも渡さない。もうどこにも行かせない。俺のたった一人の、かけがえのない番だ。そう想いを込めながら、夢中で自らの匂いを擦 り付けた。
「気持ちいいです。イアンデ様……」
リネアは腕をイアンデの首に絡ませて「もっと……」とうっとり囁く。喜びに濡れたリネアの声に、ゾクゾクとした欲望が背筋を駆け上がった。
匂いづけが濃くなるにつれ、リネアは呼吸を荒げ、瞳を潤ませ、肌は熱を帯びていく。愛する番の体が、自分のつけた痕で歓喜に染まっていくのを感じ、胸の内に喜びが押し寄せた。
その時、下からくちゅ、と、かすかに湿った水音が聞こえた。ほのかに立ち上った甘い匂いに、くらりと眩暈 を覚える。
リネアが濡れている。その事実に、イアンデは体中が沸騰するように感じた。
あの場所がどんなに柔らかく、そして心地よいのかを、イアンデは満月の夜に知った。そこは熱くぬかるんでいて、入り込んだものをねぶるように絡み付く。そして出て行かないでと言うかのように、きゅうきゅうと一生懸命に吸い付いてくるのだ。
イアンデはごくりと息を呑んだ。無意識のうちにリネアの下肢に手を伸ばしそうになる。けれど、なんとか湧きあがる衝動に抗い、強く拳を握りしめた。
そんな自分のためらいを、察しのいいリネアは感じ取ってくれたのかもしれない。イアンデの手に指を添えると、自らの下肢へそっと導いた。
「イアンデ様。私……しっかり“準備”をしてきたんです。でも、私の力では、限界があって……よろしければ……続きを、していただけませんか?」
艶めいた声で囁かれ、イアンデは興奮でおかしくなりそうになる。リネアは初めてのはずなのに、こんな誘うようなことまでできるのかと、思わず息をのんだ。
リネアに促されるまま、湿った窄まりに指をあてがう。
溢れた蜜を纏わせて、そのまま、く、と中に埋め込んだ。指先を呑み込んだ瞬間、リネアから甘やかな喘ぎが上がる。
「……あ……っ、ん……」
中の肉は熱くぬかるんでいた。指を動かすたび、逃すまいと絡みついてくる。指でこれだけ気持ちいいなら、自身のものを埋め込んだらどんなに気持ちがいいのかと、思わず喉が鳴った。
一刻も早く、この中に入りたくて堪らなくなった。
けれどこの小さな場所で、自分のものを受け入れるのはかなりの負担になるだろう。
初めてのリネアに、辛い思いは絶対にしてほしくなかった。
そしてできれば今夜は、この先の行為は気持ちのいいのだと、リネアの体に覚え込ませたかった。
できれば自分が、毎晩求めても平気なくらいに。
ゆっくりと、慎重に、中を解していく。
リネアの言葉通り、中は柔らかく、イアンデの増やした指を咥え込むまでにそう時間はかからなかった。
「イアンデさま……私、もう……」
切なげに耳元で囁かれ、そっと指を引き抜く。
リネアの匂いが濃くなっている。体中が甘い香りでむせかえるようだった。兎獣人のリネアは、この情交で発情しはじめているのかもしれない。イアンデも気付かぬうちに息が荒くなっていて、リネアの発情に当てられているのを感じた。
リネアの欲望に濡れた瞳が、狂おしいほどに自分を求めている。
「おねがいです、イアンデさま……どうか……」
リネアは薄い下腹を、イアンデの筋肉質な腹にこすりつけた。普段の禁欲的なまでの慎み深さは消え、淫らに乱れはじめている。
リネアの柔らかな腹に、イアンデの固くそそり勃つ欲望の証までもがギュっと押し付けられた。自分を欲しがるその動きで、自身の昂ぶりが耐えがたいほどに張りつめていくのを感じた。
「……痛かったら、すぐに言ってくれ……できるだけ、慎重に、する……」
リネアの尻の間に、自らのものあてがう。その瞬間、指とは比べ物にならないほどの圧倒的な質量に、リネアが息をのむのがわかった。頭を優しく撫で、驚きに染まる瞳を見つめながら、ゆっくりと、イアンデはリネアの中に入った。
「あぁ…………っ、ん……」
「っ…………!」
あまりの快感に、頭の中が白んだ。
中は熱く蕩けていた。イアンデの痛いほどに張り詰めたものが、温かなぬかるみに包み込まれていく。痺れるほどに心地が好くて、このまま一息に全て埋め込んでしまいたくなった。
けれど自分の下で、リネアは目尻に涙を滲ませていた。その小さな孔が、はじめての圧迫感に耐えながら、懸命にイアンデの昂りを呑みこもうとしてくれている。そんな愛する人の健気な姿を見て、自らの欲望をぶつけ腰を振りたくるなど絶対してはいけないと思った。
少しずつ、慎重に。自分の快楽など、二の次だ。
ず、ず、と、出来うる限り、ゆっくりと腰を進めていく。
けれどリネアは、やはり苦しいのだろう。繋がりが深くなるに従い、怯えるようにしがみついてくる。優しく頭を撫で、顔に口付けを落とした。柔らかく耳を食むと、リネアは安心したように体をゆるませてくれた。
一部の隙もないほどの狭さだった。なのに、リネアの中は、ひくひく、と震えながら、イアンデのものをどこまでも柔らかく迎え入れた。
ようやくすべてが入り切る頃には、リネアの全身は赤く色づいていた。
「……痛みは……ないか?」
リネアの艶めく黒髪を、優しく撫でる。肩に顔を埋めたリネアが「だいじょうぶ、です」と小さく呟いた。
けれどまだ、動いてはつらいだろう。
イアンデは動き出したいのを必死に耐えながら、優しくリネアの長耳を撫で、口付けをした。リネアがうっとりと微笑み、甘えるように頬を擦り付けてくる。好きな人と愛し合う多幸感で、胸がいっぱいになった。
リネアと繋がったまま戯れ合ううち、自身のものの根元の質量が、むくむくと増していく感覚があった。埋め込んだ場所をじわじわと押し広げ、入り口を固く塞ぎ初めている。
――リネアはこれを、知っているだろうか?
それは兎獣人にはなく、狼獣人特有のものだった。知らないならば、怖がらせてしまう。
「リネア……ここからしばらく、抜けなくなる。そうなると、たぶん途中で、やめることができない。続けても、大丈夫か?」
リネアもまた、中の変化を感じ取っているのだろう。けれどリネアは、それほど驚いてはいないようだった。
「……亀頭球、ですね?」
「知っていたのか」
「狼獣人は、快感、を、感じると、できるんですよね? イアンデ様が、私で、気持ちよくなってくれているという、ことですか?」
「……そうだ。リネアの中は、すごく……気持ちがいいから」
「ふふ。そうなんですね……よかった……」
リネアはふにゃりと嬉しそうに笑い、小さく囁いた。
「イアンデさま。やめないでほしいです。どうかこのまま、続きを……」
愛する妻の可愛らしい懇願に、さらに愛しさが溢れ出す。
リネアの反応を見ながら、ゆっくりと動き出す。壊れ物に触るように、優しく。中を馴染ませるように。
「……あっ、んっ……ん……」
リネアが甘い声で啼き始めたことに安堵し、イアンデは徐々に動きを強めた。
中はもう、ぐずぐずに蕩けている。
引き抜くことはできないため、中をかき混ぜるように揺すり上げる。擦れば擦るほどに、とろとろとした温かな蜜が溢れてくるのを感じた。
襞をかき分け、以前リネアが快感を感じてくれた敏感な膨らみを探り当てた。ぐに、と潰すように、イアンデの固く膨らんだ瘤を押し付ける。
「ひぁっ……っ、ぁあ……っ……!」
リネアが高い嬌声を上げる。
その悦びに濡れた声で、イアンデの理性の糸が、ブツリと焼き切れた。
もっと聞きたい。
もっと気持ちよくなって欲しい。
欲望が膨れ上がり、リネアのよがるこの場所を、しつこいほどに擦 り続けた。
「……な、にっ……だめっ……そこっ…ばかり……あぁっ、やっ、んん……っ!」
リネアが小刻みに震え出す。
組み敷いたリネアの体がぎゅっと強張り、腹がじわりと熱く濡れる感触がした。
後ろでの刺激で、リネアが吐精したのだ。
「っ……はあっ、はぁ…、はあ…………」
達したリネアは、ぼうっとした瞳でイアンデを見上げた。
その顔を見ただけで、イアンデは自分のものがはち切れそうなほどに昂るのを感じた。
――この雌を、絶対に孕ませたい。
燃えるような欲望が、腹の底から湧き上がる。潤みきったリネアの瞳を覗き込みながら、さらにぐっと深くまで腰を押し付けた。
「――――っ!!」
リネアの奥をこじ開ける。リネアは叫びにも似た喘ぎ声を上げた。彼の体を身動きの取れぬほどに敷布に押さえつけ、揺さぶることを止めることができなかった。
イアンデの喉が、猛獣のように唸りを上げ続けていた。リネアもまた、発情した雌のような高い嬌声を上げる。まるで気持ちが良くて仕方がないとでも言うように、中が絡みついてくる。イアンデの昂ぶりを、ぎゅうぎゅうときつく締め上げた。
脳が痺れるほどの快感が走り、イアンデは呻き声を上げ、腰を叩きつけた。
「っ…………!!」
視界が白く染まる。
どくどくと思い切り、リネアの奥に精を注ぎ込んだ。
気を失いそうになるほどに、気持ちがよかった。
長い吐精を終えても、リネアの中があまりに心地好く、抜け出すことができなかった。
体を繋げたまま、リネアの火照った体をきつく抱きしめる。力なく開かれた唇に口付けをし、顎を辿り、首に舌を這わせた。
しっとりと汗ばんだリネアの肌は、いつもよりさらに甘く感じた。
リネアはイアンデの首筋に顔を埋め、そっと囁いた。
「……私、これでもう……イアンデ様の、番、に、なれましたか……?」
リネアに問われ、イアンデは大切なことを伝えられていなかったことに気づく。
狼獣人にとって痕をつけることと、番という存在が持つ、本当の意味を。
「俺の番は、貴方だけだ」
そんな強い想いをこめて、狼獣人は番と決めた相手に痕をつける。心から自らの番だと思う相手にしか、痕をつけることができない。
「そう……だったんですか? えっと、では……一体、いつから?」
「……宴の夜に、リネアを抱きしめた時から」
「え……? そんな前から……?」
「あの日からずっと、リネアは俺にとって番だった。なかなか伝えることができず、すまなかった」
リネアは顔をほころばせ、嬉しそうに笑う。
イアンデはリネアの長耳に歯を押しあて、柔らかく噛んだ。
リネアに初めて、痕をつけた場所。
思えば無意識のうちに、あの瞬間決めていたのだ。
番になるなら、この人しかいないと。
この人と、家族になりたい、と。
「リネア。今夜は痕をたくさんつけたい。すまないがこれだけではまだ、全然足りない。これからまた重ねづけをしてもいいか? リネアの顔と、耳と、体と、あと…………」
――この中に。
耳元でそう囁いて、イアンデは白い尻尾で、リネアの下腹をさら、と撫でた。
リネアの兎耳が、ピクリ、と震える。
そして腹の上の豊かな白毛に指を埋めながら、目尻に涙をにじませ微笑んだ。
「はい。たくさん、つけてくださいね」
愛する番の、この上なく幸せそうな笑顔。
イアンデはそんなリネアにあふれるほどの愛しさを感じながら、腕の中に閉じ込めるように、ぎゅっと抱きしめたのだった。
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