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第3話
そのまま俺は彼女の部屋へ行き彼女を抱いた。荒れた俺の事情も彼女は何一つ聞かなかった。こんな俺でも受け入れてくれる彼女が本当に必要だと思った。
「なぁ、俺ら結婚する?」
「……いいよ」
俺らは入籍し、暫くして息子が出来た。めちゃめちゃ幸せだっだ。それが下の息子が出来た頃、何年か振りに壱規から連絡があった。
嫁が病気で亡くなったって……
俺は壱規が心配で家の隣が空いてるから大家に聞いてみるとか世話を焼いてしまった。
それからだ彼女と俺の歯車が狂いだしたのは……
「あなたの好きな人って……壱規さんでしょう……」
「・・・」
「……否定しないのね。あなたに好きな人がいたの知ってたんだから。だけど子供達の父親はあなただけ……それだは覚えてて」
「本当に俺の子か……?」
「あなた本当…昔から変わらないわね。女に興味なくてもあなたの子供を産んだ私には少しぐらい興味もってくれたんだと思ってた。けど……そうね…あの子達は最後まで愛しなさいよ! だから……別れてあげる」
「……違う! ごめん! 今のは本心じゃない!」
「もう無理よ! 私は仕事が好きなの。子供がいると何も出来ない! ずっと思った。あなたと結婚したのが間違いだって」
まただ……俺が好きな人はこう言って俺を捨てていく。
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