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さわりと全身に鳥肌が立ったかと思えば、激しい震えが背筋を走る。
昴の頭の中はすっかり乱れきってしまって、まともな思考が紡げない。
ただ、暁斗、暁斗と繰り返し、言葉にならない声を心の中で唱えるだけだ。
「あ、きと……もう、もうダメ……ッ」
内股を撫でていた暁斗の手のひらが、ついに昴の中心を掴み込んだ。
「あぁッ!」
ひくぅッ、と仰け反った昴の泳ぐ手を取り、暁斗は彼そのものの元へと導いた。
「今度から、欲しい時は自分で、こうなさいませ」
そう言って、昴の手に自分の手を重ねて、暁斗は彼のペニスをゆっくり擦った。
「いや。嫌だ、暁斗。うぅッ!」
暁斗は片手で昴の手を動かしながら、もう片方の手の中指を咥え唾液で湿らせた。
(この前は人差し指だったが、今夜は中指が入るかな……?)
濡れた指で昴の後膣に触れると、すぐにびくんと収縮した。
性器を擦る手も、止まる。
彼は身を固くして、息を詰めてしまった。
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