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 アルコールに酔ってもいないのに、胸に何かが込み上げてくる。  苦しくて、熱くて、それでいて少し切なくて。  昴は口を薄く開いて、はぁはぁとせわしく呼吸していた。  暁斗によって導かれた、自分の性器を掴んでいた。  さすがにそれを扱く事などできずに、ただ緩く握り込んでいた。  その先端を、暁斗が浅く咥え、舌で舐めまわしてくる。  くるりと丸く舐めた後、舌先で深くえぐり込む。 「う、うぅう。あ。んっぁ、はぁ、あぁ……ッ!」  弛緩と収縮を繰り返す昴の後膣を、暁斗はずっと苛めていた。  少しずつ飲みこまれていく指に、締め付けを感じると進む事をやめ、じっくりゆっくり解していく。  体内に異物を感じながらも、昴は不快ではなかった。 (それどころか、何か不思議な気持ち)  胸が締め付けられ、もう堪らないような切ない気持ち。 「あぁ、暁斗。暁斗……」 「気持ち悦いですか?」 「解からない……」  これが、気持ち悦いという事?  ただ、前にやってもらった時と同じで、どんどん体が熱くなる。  暁斗が、もっともっと欲しくて、たまらなくなる。  そう考えた途端、暁斗の指が深く体内に入ってきた。

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