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「中に。中に、出しますよ!」 「え? 暁斗、中、って。ちょ、待っ……」  暁斗は、最も大切なことを見落としていた。  避妊具を、つけ忘れてしまったのだ。  昴の第二性は、オメガだ。  今現在、発情中ではないものの、妊娠の可能性はゼロではない。  だが、もう止まれない。  止まらない! 「責任は、全て私が取りますから!」  昴の返事も待たずに、暁斗は体を解放した。  熱い滾りをぶつけるように、その最奥に注ぎ込んだ。 「んあぁッ! あぁあああ!」  背を反らせ、暁斗の激情を受け止めた昴は、その刺激に再び果てた。  二人抱き合い、射精し合った。  最高のエクスタシー。  それを、二人で味わった。  余韻に浸った後、暁斗はゆっくりと身を剥がした。  ひくひくと震える、いっぱいまで拡がった昴の後膣。  そこに指先で軽く触れ、暁斗は悦びを噛みしめた。  ついに、ひとつになれた。  昴様は私のものだ。  そして、私の全てが昴様のものだ。 「私は滅多に、こんな事は言いません。しっかり聞いておいてください」 「うぅ……?」  はぁはぁと、乱れた息を整えながら、昴は暁斗を見た。 「愛しています、昴様」 「暁斗」  あぁ、僕も。  僕も愛してる、暁斗。 「暁斗、大好き!」  彼の首にかじりつき、昴はキスをした。  返事の代わりに、唇といわず、頬に、顎に、額にと、キスの雨を降らせた。

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