107 / 226
13
細く、小さく、しかし堪えがたい悦楽を訴えてくる昴。
寝室の空気が、熱を帯びる。
胸を弄りまわしながら、暁斗は手を内股に伸ばした。
片手で性器を弄り、もう片方の手で後ろをほぐしていく。
器用な暁斗は、右手と左手で全く違う動きを取ることができるのだ。
左手でやんわりとペニスを扱きながら、右手の指は昴の体内を探る。
ここまでくると、恥じらうように潜めていた昴の喘ぎは、嬌声となって響いてきた。
「あぁッ! あッ、あッ、ん、あ。やッ! あぁんッ!」
大きく引き攣れる、白い昴の裸身。
そして暁斗の手に、温かな精がもたらされた。
頃合いを見て暁斗は指を引き抜き、昴の脚を大きく開いた。
彼の左足の膝裏に手を当てて掲げ、ぐいと腰を浮かせる。
そして、あらわになった薄紅色の後膣に、昴自身の精をたっぷりと塗り込んだ。
(まだ、私しか知らない、昴さまの菊蕾)
美しいその蕾を、暁斗は精の絡んだ指先でそっとなぞった。
ぴくん、と跳ねる昴は、これからもたらされる、さらに激しい快楽に備えている。
期待に震え、啼いているのだ。
ともだちにシェアしよう!

