152 / 226
13
「あ、暁斗ッ。あッ、あッ、あぁああ!」
びゅるっ、と勢いよく昴が射精した。
暁斗はその精を手にすくうと、昴の後ろと自身とに絡ませた。
すぐに、暁斗の抽挿に併せて水音が生まれるようになった。
自らの精で潤った昴の蕾は、滑らかに彼を受け入れる。
(昴さまが、こんなにも私を待ち焦がれていてくださったとは!)
暁斗の全身に喜びが渦巻き、どんどんヒートアップしていった。
「何度でも、果ててください。ちゃんと、気持ち悦くして差し上げますから!」
「うぅ……暁斗……ぁんッ! あ、あぁんッ!」
先程までのていねいな腰突きとは、違う。
激しく速いストライドが、昴の中を散々擦り上げる。
「昴さま……昴さま!」
「んっ、んッ、んぅっ、ふぅッ!」
暁斗が、奥の奥まで擦ってくる。
押して、突き上げてくる。
昴の頭の中は、次第に真っ白になっていった。
暁斗以外は、考えられなくなっていった。
ともだちにシェアしよう!

