なんで大丈夫なの、と不安そうに尋ねると、「だってみんな春にはああいう感じじゃん」と松山は答える。 「みんな春のこと好きになるから。秋の大好き大好き！って言う感じ、別に春にとって特別に映らないと思うよ」 そっか、となんとなく納得してないような顔で答えた秋に、松山は「それはそれで面白くないんだ？」と意地悪そうな顔で尋ねてくる。 べ、別に、俺はそう言う気持ちじゃないかも知れないし、と秋が言い返すと、「まあそうだね」と松山はいなす様にそう答えた。 そうして色々と話した最後、松山がニヤリと微笑んだ。 
そして言った。 「春で抜いてみたら？」 再び激しく動揺し、大声で言葉にならない声をあげる秋。
松山はその姿を見て再び大声をあげて笑った。 ―― 
その夜、秋は意を決して実際にゲイもののAVを見てみる。