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★第6話-1 寝起き

高校二年に進学した。 そして二度目の校外学習。 春は二年になってかなり仕事が忙しくなっているようで、
学校をたびたび休んでいた。 二泊三日の校外学習にも全日参加は難しく、
2日目の夜に遅れてくると言われていた。
 変わらず名簿順の班で宿も一緒で、
振られた手前やはり気まずく、
正直"マジかよ..."なんて思ってはいたが、
嬉しくないわけではない。 なので、春が来る日は2日目は、1日中そわそわとしていた。 夜。 宿について"そろそろかな..."と部屋の中を行ったり来たりを繰り返していると、優しくノックが響いた。

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