なんで？と秋が尋ねた。 すると春は、少し困ったような顔で言った。 「朝、すごい弱いんだよね」 そして続けて、本当に起きられないから、こういう時は寝ないようにしてて、と春は言った。 「え...そんなに？」 「....凄いよ？」 春はちょっと悪そうな顔をして言った。 その表情と言い方が面白くて、秋は思わず笑ってしまった。 すると春もふっと笑った。 秋は春の新たに知る一面に嬉しくなり、「逆に見たい、絶対起こすから、任せて、お願い！」と懇願した。 しかし首を縦に振らない春に、知ってるよ？と秋は表情を変える。 春は不思議そうな顔をして何？と聞いた。 「春、台本覚えるのめっちゃ早いんでしょ」 春は黙っている。 「あっくんから聞いた！だから今日はちゃんと寝て！」 そういうと、春はんー..と小さな声で呟いて何度か瞬きをして、でも...と渋る様子を見せた。 そんな春の様子を見て、秋は咄嗟に言った。 「
じゃあ春のベットで一緒に寝よう！」