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第8話-7 泊まっていきなよ

「え!じゃあ…!あ、遊ぼうよ…!」 小学生みたいな誘い方をしたからか、春はふふっと笑い、そして
「遊ぼっか?」と言った。
 秋はそれに照れ臭くなり、誤魔化すように捲し立てる。 「え!何する?!え、どうしよう、えー!もっと早く分かってれば・・!」とわちゃわちゃと騒ぎ出す秋に、「ごめんね、急にスケジュールが変更になったから」と優しく微笑む春。 「あ、でも…春仕事続きで疲れてるよね…?やっぱなんか…こう…あっ!家でゆっくりする?!」 「ゆっくり?」 「そう、あ!そうだ!電気屋行ってさ、コンロかってさ、鍋とか!どう?」 「鍋」と言って春は少し嬉しそうな顔をする。 その顔を見て、秋はじゃあ決まり!と言い、
じゃあ今日泊まって行きなよ、と流れで秋は何も考えずにラフに春を誘った。 春はその誘いに何度か瞬きをした後、
「…いいの?」と尋ねた。 もちろん!じゃあシャワー浴びてきたら?ほら、これ服貸すから、と割と新しめのスウェットを春に手渡す。 そして春がシャワーを浴び始め、1人部屋に戻る頃に、秋はハッとした。

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