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第21話
(指で軽くプラグを押し込みながら)
タカヤ:「……これ、愁が自分で入れたの?」
愁:「んッ。……そう。今日のために」
(頬を赤くしながら視線をそらさず)
「タカヤと繋がりたくて……」
タカヤは苦笑いをしながらも、指先でプラグの根元をなぞり、軽く押し込む。
愁:「……っ、や……!」
(体を震わせる)
タカヤ:「ふふ、すごい……もう柔らかくなってる」
(ゆっくり押し込んだり、わずかに引き抜いたりしながら)
「愁……こんなに仕上げてきたのか。俺を本気にさせすぎだろ……」
愁は息を荒くしながら必死に耐える。
愁:「……や、焦らすな……! もう、十分だから……」
タカヤは目を細め、さらに深く押し込んでからわざと止める。
タカヤ:「……十分じゃない。もっと愁を知りたい」
(にやりとしながら)
「どこまで耐えられるか、見せて」
愁:「……っ……タカヤ……俺は……お前になら、どこまででも……」
タカヤはプラグを少しずつ押し込んでは抜き、角度を変えて愁の奥をじわじわ刺激する。
プラグを押し込まれるたび、愁の身体は小刻みに跳ねる。
唇を噛んで声を押し殺しながら、涙ぐむほど必死に耐えていた。
愁:「……っ、あ、や……! タカヤ、そんな……っ、ずっと、やられたら……!」
(声が上ずり、息が荒くなる)
タカヤ:「ふふ……、乱れてるね」
(わざと低い声で耳元に囁きながら、さらにゆっくり出し入れする)
「愁が自分でここまで準備してきたなんて……」
愁:「……っ、ばか……! 俺は……お前と……一緒に……」
(涙が滲むくらいに必死で耐えるが、腰は小刻みに跳ねる)
タカヤはその様子を見て目を細め、さらに根元まで押し込んで止める。
タカヤ:「……限界だろ? もう出したいって顔してる」
愁:「……っ、でも……っ、ここでイったら……だめだろ……」
(自分で必死に首を横に振る)
タカヤは驚き、そして堪らなく愛おしそうに笑う。
タカヤ:「……ほんと、すげぇな。愁……俺より我慢強いじゃん」
プラグをぐっと押し込み、
愁のしこりをわざと擦りあげて――
それでも愁は必死に堪える。
腰を震わせながらも、涙目でタカヤを見上げて。
愁:「……タカヤ……まだ、我慢する……お前に……抱いてもらうまで……」
その一言で、タカヤの理性は完全に吹き飛ぶ。
愁の奥から、プラグがゆっくりと引き抜かれていく。
小さな音と一緒に空気が入る感覚に、愁は思わずシーツを掴んだ。
タカヤは濡れた指先で愁の穴の淵をなで、
ぽつりと呟く。
「……やわらか」
その一言に、愁の頬は一気に熱を帯びる。
恥ずかしさで顔を背けるが、
胸の奥では(ちゃんと仕上がってる……)と密かに安堵していた。
「でも、このままじゃ危ないな」
タカヤがローションのボトルを手に取る。
キャップが開く音がやけに大きく響き、
ひんやりした液体が指先を伝って触れると、
愁の身体はビクッと震えた。
「っ……つめた……」
思わず声が漏れる。
「すぐ温かくなるから」
タカヤはそう言って、慎重に指先を中へ滑り込ませた。
柔らかくなっているはずの場所が、
さらにとろりと広がっていく。
愁の喉から小さく声が漏れた。
「やっ……」
「大丈夫?」
タカヤの問いかけに、愁は潤んだ目で見返して、かすかに首を振る。
「……うん。大丈夫。タカヤだから……」
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