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第18話

「でも、またいつ襲ってくるか分からないから油断できないね」 「そうです。気を抜かずに先へ進みましょう」  エドワードはロドルフと同じように剣を鞘に収めてから再びロドルフの後ろを歩き出した。  今日のロドルフは、魔物の気配を感じ取りながらエドワードも気にしなければならない。それでも余裕の姿を見せていて、エドワードは驚きに包まれていた。  少しでもロドルフに安心してもらえるようにしよう。エドワードも再び周囲の気配に意識を集中させる。  進んでいるだろうに、景色がほとんど変わらないせいで迷っているような気がしてきた。それでも身体は少し重く感じているので、問題はなさそうだ。  すると、左の方から再び草の揺れる音がした。しかしロドルフは気づいていないようで、振り向くことなく前へ進んでいる。声をかけようにも、魔物に気づかれてしまうかもしれない。  このままでは背後に回り込まれて襲われる可能性もある。エドワードは剣を抜いていつでも攻撃できるようにした。そしてゆっくりと音がした方へ進んでいく。  ガサッ、と、大きく木の枝が揺れたかと思うと、目の前には大きなものが現れた。 「ひっ……」

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