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第45話

 エドワードとロドルフは、オリヴェルとその場に残っていた。 「じゃあ僕もそろそろ戻るね。みんなの顔見たら元気出てきた」 「嬉しいお言葉ありがとうございます。またご一緒に鍛錬できる日をお待ちしております」 「うん。そのときはよろしくね」  エドワードはオリヴェルに手を振って、鍛錬場から去っていった。再びロドルフと並んで歩く。 「みんなの姿見たら、早く剣を振りたくなっちゃった」 「殿下がお元気になられたのは嬉しいですが、焦りは禁物です」 「うっ……。ちゃんと父上とロドルフから見ても大丈夫になるまで大人しくするよ……」 「殿下の調子が戻ってきて、魔物についても分かってきましたら、しっかりと討伐の作戦を練っていきましょう」 「うん、そうだね」  まずは身体をゆっくり休め、突然の発情にもすぐ対処できるようにしておこう。  心の中で決意を固めていると、エドワードの自室に到着した。部屋に入ろうとしたところで、ロドルフがドアの前で立とうとしていた。 「あれっ、ロドルフも入ってくれないの……?」 「騎士の務めですので」

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