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第101話
一方で、エドワードの身体は治まる気配を見せなかった。自分でも呼吸が粗いのがよく分かる上に、目の前にいるロドルフの表情が明らかに険しい。
「殿下、失礼いたします……」
そう言って、ロドルフはエドワードに顔を近づけてきた。エドワードの唇に、優しいキスをしてきた。
ロドルフがエドワードの発情を対処するためにしてくれているのに、柔らかい感触がとても気持ちよくて、エドワードはぐっと唇を押しつけた。
頭ではロドルフが嫌だろうと分かっているのに、身体は勝手に求めてしまう。
それでも、ロドルフはエドワードを拒むことなく受け入れてくれる。ちろりとロドルフの舌がエドワードの唇を舐めて入ろうとしている。
迎え入れるように口を少し開けると、そのまま歯列をこじ開けられた。エドワードの舌がざらりと擦れると、全身に痺れが走った。
一瞬ビクリと震えてしまったけれど、エドワードはその感覚がやけに気持ちよくて、もう一度ロドルフに舌を差し出す。
再び触れたかと思ったら、舌がぐいっと絡まってきた。
より多くの場所が熱く擦れて、エドワードは嬉しさに包まれていた。ロドルフをより感じられて、頭がとろけそうだ。
「んっ、うぅん……んぅ」
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