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第104話

 肩を撫でる感覚がして、エドワードは服を脱がされていることに気づいた。 「へっ、ちょっ、ロドルフ!?」 「殿下に痛みを感じていただきたくないよう善処いたします」 「そ、そうじゃなくて……その、ロドルフはいいの? 僕の相手して嫌じゃない……?」 「……殿下の苦しみを早く対処する方が大事です」  明らかに苦しそうに笑いながら言われても、エドワードは申し訳なさでいっぱいだ。それでも、ロドルフは身を挺してエドワードの発情を対処してくれる。 「じゃあ、ロドルフ……お願い」 「承知いたしました。まずは服を汚さないように全て脱いでいただきます」 「う、うん……」  エドワードは羞恥心に駆られながらも、ズボンに手をかけてくるロドルフによってゆっくりと脱いでいく。服が擦れるだけでもゾワゾワとする。エドワードは小さく声を漏らしながら、ようやく一糸纏わぬ姿になる。  何度も見られているけれど、ロドルフは服を纏っているので余計に恥ずかしい。 「うつ伏せになって、少し腰を上げてください」  言われた通りの格好になってみると、秘部を晒す形となることに気づいた。これは発情を対処するため、と必死に言い聞かせていても、顔に熱が集まっていく感覚は増すばかりだ。

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