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第106話

「その調子です」  再びロドルフの指が動かされて、孔に触れながら緊張を解していくように揉む。  ロドルフが痛くないように気遣ってくれているから、と、何度も喘ぎを漏らしながらも頭の中で言い聞かせる。力が入ってしまう度に、エドワードはゆっくりと呼吸をしていく。  次第に触れられる感覚に慣れてきたのか、震えがなくなって気持ちよさに包まれていく。  そこへ、ロドルフの指が孔で止まった。少しずつ力を加えていき、指が入っていく感覚がした。 「ひぃっ!」 「大丈夫ですか?」 「う、ん……」  痛みはないけれど、異物感に驚いてしまった。指程度のものでこのような状態では、それよりも大きいものは入るのだろうか。ロドルフを信じて、与えられる感覚を受け入れるしかない。 「まだ続けますが、何かあればすぐにおっしゃってください」 「ひぃぃ……はあっ……」  指は縁を辿るようにくるくると回されていく。ペニスに直接触れられたような、ビリビリとした感覚が広がっていく。こんな場所でも身体はしっかりと反応していた。

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