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第107話

 指はどんどん沈められていき、ロドルフが触れている感覚もはっきりと伝わってくる。擦れているせいか、ロドルフの指をぎゅっと包み込んでしまっている。明らかに苦しそうな動きではあるが、それが余計にエドワードに刺激を与えている。 「う……うあ……あぁっ!」  突然、激しい痺れが走った。思わず大きく震えながら声を上げてしまった。 「……つ、続けて」  はい、と、ロドルフは再び指を動かした。だが、もっと先に進むのかと思っていたら、エドワードが激しい反応を示した場所を何度も擦っていく。  押される度にエドワードはビクンと身体を震わせてしまう。けれども身体は喜んでいるのか、下肢に熱が集まっている。明らかに発情だけのせいとは思えない。  ぐいっと孔が拡げられる感覚がして、どうやら指が増やされたようだ。少し質量が増しただけでエドワードの中は蠢きを増して、ロドルフの指を締めつけていく。  そしてその感覚が気持ちいいと思っていた。ロドルフだから、安心しているのもあるのだろうか。ならば、指よりももっと太い、ロドルフのものも受け入れられる気がしてきた。

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