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第108話
不意にロドルフの指が引き抜かれてしまい、温もりを失った孔は虚しさを覚えた。
「いやっ……」
「これなら挿れられそうです……」
ロドルフはそう呟くと、エドワードの頭を撫でてきた。安心してください、と言わんばかりの感触は、とても気持ちいい。
いっそのことずっと撫でてほしいと思っていたら、すぐに離れてしまった。
それから、後ろの方でカチャカチャと金属のぶつかる音がしてきた。頭を下げてチラリとロドルフの方へ視線を向ける。逆さまではあるものの、ロドルフの大きいものが露わになっていた。
そして、硬くなっているようにも見えた。
一瞬のうちにどうにかしたのだろうかと不思議に思っていたら、ロドルフはエドワードに寄ってきた。
「痛くないように善処いたしますが、痛くなりましたらすぐにおっしゃってください」
「ん、う……んっ」
ロドルフは再び頭を撫でてくれた。やけに胸がドキドキとしているけれど、もっと撫でてほしいと頭を押しつける。ロドルフは応えてくれて続けてくれた。
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