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第118話

 悶々とした日々を過ごし続けていたら、ロドルフから突然日中に話し合いたいと申し出があった。フィリップ、レオナルド、エドワードそれぞれが予定を調整して、その日のうちに集まった。 「お忙しい中お時間いただきありがとうございます」 「突然いつもとは違う話し合いをしたいとのことだが、何か進展はあったのか?」 「はい。エドワード殿下に呪いをかけた魔物についてです。レオナルド殿下のご尽力もあり、ハーリー医師の見解もまとまって、作戦も立てたのでご確認いただきたく思います」 「おぉ、でかした!」  ロドルフはいつの間にか考えてまとめていたようだ。エドワードにはそのような気配を微塵も感じられなかった。  机の上に文字と絵でびっしり埋まった紙が広げられる。たくさんのことが書かれていてじっくり読まないと完璧には理解できないが、紙の上部には魔物の特徴が記載されていた。 「まず魔物の見た目についてですが、円を描きつつ蔦のようなものが伸びているようです。エドワード殿下よりも大きいとのことで、恐らく私くらいの高さがあるでしょう。中央には緑色の顔があり、人間のようになっているようです」 「うん、合ってる」 「こちらの顔ですが、目にあたる部分が光り、それを目にすると呪いにかかるようです。他には何かありましたか?」

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