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第130話

「あっ、待って……」 「直接触れたくはありませんか?」  ロドルフの囁く声が耳から響き渡り、全身までゾクゾクと震えさせた。  エドワードは、小さく声を漏らすしかできなかった。 「殿下、いかがいたしますか?」 「ロドルフ……シャツを、脱いで……」 「承知いたしました」  するとロドルフは、自らの手でシャツを脱いでいった。そしてあっという間に、鍛えられて隆起したロドルフの身体が露わになる。  エドワードはすぐさまロドルフの胸元に飛び込むように抱きついた。  密着する部分がとても温かい。あまりにも心地いい感覚に、エドワードは上体を擦りつける。  一瞬ビクリとロドルフが震えたが、何事もなかったかのようにエドワードを抱き返してくれた。  外側はたくさんロドルフに包み込まれているけれど、まだ内側は全然足りていないと下肢が強欲に訴えかける。  それを感じてか、ロドルフの手がエドワードの背中を撫でながら下がっていく。 「ふぁっ……あんっ……」  その手はそのままズボンの隙間を入っていき、エドワードから脱がそうとしている。 「殿下、横になってもらえますか……?」 「う、ん……」

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