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第132話

「あっ、そこ、は……激し……」 「少し、力を……抜いてください……」 「む、無理ぃ……か、身体がぁ、おかしく……なっちゃ、うぅぅ!」 「あまり、ご無理はさせたくないので……」  そう言いながらも、ロドルフは執拗に擦ってくる。いつの間にか指が増やされていたようで、押す動きと拡げる動きが交互にやって来る。  エドワードの身体は素直に反応していて、昂りはいつ爆ぜてもおかしくなさそうだった。  すると、ロドルフの上体がエドワードの背中を覆ってきた。 「殿下……もっと奥に、欲しくないですか……?」 「ふぇ……お、く……ほしい、よ……」 「承知いたしました」  耳元に軽くキスを落としたロドルフは、上体も指も離れていってしまった。  一気に離れていってしまったせいで、エドワードはロドルフが恋しくてしょうがなくなった。身体をぐるりと回転させて、ロドルフと向かい合う。 「殿下……?」 「ぎゅってされながら欲しいよ、ロドルフ……」 「はい、そうさせていただきます」

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