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第133話

 ロドルフはズボンの前を緩めてから、エドワードの脚を広げながら持ち上げた。一切隠すことのない、あられのない格好になってしまった。けれども、疼く奥にロドルフの熱がやって来るのであればこれでいい。 「挿入れますね、殿下」 「うん……うあぁ!」  指よりもずっと太い、ロドルフのペニスがゆっくりとこじ開けてくる。  エドワードはがくがくと震えてしまいながらも、求めていた熱がやってきたことが嬉しかった。シーツをぎゅっと掴みながら、身体の力を抜いていくように深く呼吸をする。 「はあぁ……ああっ……ロドルフ……」  ロドルフの粗い息遣いが聞こえる。ロドルフは、歯を食いしばりながら慎重に動いている。エドワードに痛みを与えないようにしてくれと考えると、ドキリと胸が高鳴った。  しばらくすると、エドワードは動きを止めて上体をエドワードの方へ近づけてきた。  エドワードは反射的に腕をロドルフの背中に回した。 「全部、挿入りました……。動いてもいいですか……?」 「うん……ロドルフの好きなよう……ああっ!!」  エドワードが言い終わる前に、ロドルフはゆっくりと腰を動かした。昂りを覆う肉壁が擦れて、びりびりと痺れが走る。身体は気持ちいいと喜んでいる。

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