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第134話

 何度も何度も引かれては押され、中で熱が生まれているような気がした。その度に痺れがどっと押し寄せてくる。 「あっ、ろ、ロドルフ、ロドルフっ!!」 「エドワード、様……」  突然名前を呼ばれて、エドワードはドクンと胸が脈打った。  すぐにロドルフの口がエドワードを覆い、くぐもった声しか出なくなる。 「んっ……うぅん、うっ、ん……」  エドワードの声にまぎれて、下肢からはぐちゅぐちゅと卑猥な水音が響く。音がしないように止まってしまっては、エドワードを包み込む激しい刺激もなくなってしまう。  エドワードは必死にロドルフを抱き寄せ、自ら舌を伸ばして絡めていく。  上から下まで、ほぼ全てがロドルフの熱に包まれている。このままずっとこうしていたいけれども、エドワードのペニスはロドルフに密着しそうなほど近くで触れている。このまま、ロドルフの身体に精を吐き出してしまいそうだ。  すると、ロドルフは口を離して腰を激しく動かしてきた。 「あぁ、あっ、だ、だめ……ロドルフ……っ!」 「エドワード様……っ」 「ロドルフ!!」  ロドルフは何かを言うように口を動かしていた。だが、あまりにも小さすぎたのかエドワードには分からなかった。

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