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第135話
次の瞬間エドワードの視界が白くちらついて、二人の間にある昂りから激しく精を広げていた。密着するほど近いので、きっとロドルフの身体も白くなっているだろう。
「はぁ……はぁ……」
ドクドクと脈打つ感覚が外側にも内側にも広がって、エドワードは焼けてしまいそうな気がするほど熱くなっていた。
「殿下……大丈夫ですか?」
「……うん」
ロドルフが名前を呼んだのは幻だったのか。そんな気がする素振りだった。
よかった、とエドワードに微笑みを向けるロドルフ。やけに熱っぽく見えてしょうがない。
いつになく心地よくて、ロドルフの背中に回した腕を離したくない。まだこのままでいたかった。発情のおかげでロドルフが好きだと気づいたことに感謝した。
もしロドルフもエドワードのことが好きならば、エドワードはまだロドルフのことを求めていたに違いない。エドワードは冷静さを取り戻す頭で、必死にこらえた。
これが最後かもしれない、エドワードは必死に覚えていようと無言でロドルフをじっと見つめた。
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