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第152話

「ロドルフ、僕の顔を見て」 「殿下……」  ロドルフはエドワードに言われるがまま顔を上げた。エドワードの行動が予想できなかったのか、ロドルフの顔に不安が見える。 「ロドルフは僕のことが好き……ってことだよね?」 「……はい」 「あのね、ロドルフ……僕も、ロドルフのことが、好きだよ」 「でん、か……?」 「僕もずっと前から、ロドルフのこと見てるとドキドキしてたんだ。ずっとそれが何だったのか分かんなかったけど、呪いのおかげで恋って気づいたんだ。それに、僕が発情してたとき、ロドルフに触られてよかった」  嫌な気持ちには一切ならなかったことが改めて思い浮かぶ。ロドルフがそばにいてくれて本当によかった。  まさか、同じ気持ちを抱いているとは思わなかったけれど、エドワードは嬉しすぎて手が震えていた。このままロドルフを掴んでいないと、どうにかなってしまいそうだった。 「僕、ロドルフがいないと生きていけないんだ。だから、罰なんてないし、ずっとそばにいてほしい」 「エドワード様……」  熱っぽく名前を呼ばれて、胸が一気に高鳴った。

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