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第155話
しばらくするとロドルフの手がエドワードの腰に回されたかと思ったら、シャツの中へ手を入れてきた。そしてそのままエドワードの肌をそっとまさぐる。
「ひぁっ!」
いやらしい手つきに、くすぐったさだけでなく快感まで含まれているようだ。身体は震えてしょうがないけれど、もっと触れてほしいとロドルフに差し出す。
「あっ……きもち、いい……」
「すべすべして気持ちいいです……。もっと、触れてもよろしいですか……?」
「う、ん……もっと、触って……」
エドワードは両腕を緩めてロドルフから離す。シャツの前にゆとりを作り、ロドルフの手がボタンを外していく。
ロドルフの身体にも触れたいと思ったエドワードは、震えておぼつかない手でロドルフのシャツもボタンを外していく。
「ゆっくりで大丈夫ですよ」
ロドルフはエドワードの額にキスを落としながらそう囁いた。ロドルフの温もりは嬉しいけれど、手が余計に震えてしまう。それでも、ロドルフはずっと触れてきた。
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