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第156話
ようやく全て外れたところで、ロドルフの引き締まった肉体がちらりと見えた。
「やっぱり、僕とは違うなぁ……かっこいい」
エドワードはため息を漏らしながらロドルフのシャツを脱がせた。
「確かに違いますが、エドワード様はいつまでも触れていたほどおきれいです」
今度はエドワードのシャツが脱がされた。そしてキスをされるのかと思っていたら、ロドルフの顔はエドワードの胸元へ寄っていき、胸元にキスを落としていく。
「んっ、ふっ……ふふっ……」
触れるだけの優しいキスは声を出してしまうほどくすぐったくて、エドワードはもぞもぞと身体を動かしていた。
そんなエドワードを、ロドルフは腰を掴みながらずっと触れていきつつ少しずつ顔を左へずらしていく。
「くすぐった……ロドルフ、ふぁっ!」
胸の突起に触れられた途端、エドワードは身体が大きく震えてしまった。あまりにも突然のことで、理解が追いつかなかった。
エドワードの反応を見てか、ロドルフはそこから動くことなく何度も啄んできた。触れられるたびに、ビクビクと身体を跳ね上がらせてしまう。
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