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第159話
「どうかされましたか?」
「んー。僕が発情してたとき、ロドルフは辛かったんだなって思ってた」
「ええ、まあ。ハーリー医師を呼ぶようにおっしゃったときは、つい手を出してしまいましたが」
「でも、初めてがロドルフでよかった……。今度は、僕がロドルフにしてあげる」
エドワードは両手でロドルフのペニスに触れ、ゆっくりと上下に動かしていく。ピクリと反応を示すと、さらに大きさを増していく。
ドクドクと脈打つこれがエドワードの中に入るとは想像できない。エドワードはゴクリと喉を鳴らした。
クスリと笑ったロドルフは、エドワードの名前を呼んだかと思えば唇を重ねてきた。
「んっ……!」
同時に、エドワードのペニスへ右手を這わせながら同じように扱いていく。
敏感な場所に同時に与えられる刺激は、エドワードの全身を痺れさせた。これが、快楽というものなのかとふと思った。そして、ロドルフが与えてくれることが嬉しくてしょうがなかった。
エドワードは震えつつもロドルフに身を委ね、ロドルフに触れる両手をなんとか動かしていく。与えられるだけでなく、ロドルフも気持ちよくさせたい、そう思いながら。
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