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第162話
気持ちいいけれど、求めていた熱とは違う。それでも、エドワードの敏感な場所を的確に刺激してきて声も震えも止まらない。ロドルフの名前を何度も呼ぶ。
「もう、ロドルフの、おっきいのが……いいよ、はぁっ」
「……分かりました」
ロドルフはようやく顔を離して、左手でエドワードの太ももを掴んだまま身体を起こした。
ちらりと見えたロドルフの顔は、エドワード以外何も見えていないようだった。その鋭い視線ですら、エドワードはドキドキと鼓動を速くしていた。
「挿れますね」
解された孔にロドルフの先端が宛てがわれる。舌よりもずっと熱くて硬くて、期待で身体が震えていた。
ゆっくりとロドルフが動いたかと思えば、孔を拡げながら昂りがこじ開けてきた。
「うう……あああぁぁぁっ」
求めていた威圧感が、エドワードの中を満たしていく。エドワードは意思に反して涙を流していた。
「エドワード様……痛くないですか?」
「うんっ、もっと、ちょうだい……」
「分かりました……」
本能的な欲望を抑えているようで、ロドルフは苦しそうだった。
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