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第164話

 パンパン、と、肌のぶつかる軽快な音が部屋中に響き渡る。その音ですらエドワードは身体の反応を示していた。  中を擦るロドルフの昂りはどこまでも大きくなっていくようで、エドワードの中から広がる痺れがどんどん強くなっていく。もっとたくさん欲しい、エドワードは両腕を伸ばしてロドルフを求める。 「ロド、ルフっ、もっと、ちょうだい……!」 「エドワード様、エドワード、様……」  ロドルフはエドワードに抱き寄せられ、そのまま唇を重ねてきた。激しく口腔に舌が押し入れられ、ありとあらゆるところを舐め回す。エドワードはロドルフに全てを触れられたかった。 「んっ、んふっ、うぅん……」  舌先まで今までになく敏感になっており、ざらりとした舌の感覚ですら激しく感じられた。呼吸すら苦しいけれど、ロドルフに触れられているのならどうでもいい。  エドワードはロドルフをぎゅっと抱きしめた。  すると、ロドルフの動きが突然激しくなった。まるでエドワードの動きがきっかけかのようで、エドワードのことを激しく求めているようだ。

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