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第165話

「っ……あっ、あっ、ロドルフ、でちゃ……ううぅ」 「エドワード様……っ」  ロドルフに名前を呼ばれた途端、エドワードは先端から精を飛び散らしていた。自らの身体が熱いけれども、恐らくロドルフの身体も濡らしているだろう。  ずんっ、と、最奥を突いたロドルフは、ぴたりと動きを止めた。首を少しもたげて肩で息をしている。それから少しして、ドクドクとした脈打ちの先に溶けそうな熱を感じた。  身体の震えが止まらない。エドワードを襲う快楽の波が収まる気配は微塵も感じられなかった。 「ロドルフ、好き……好きだよ……」 「私もです、エドワード様……」  身体を繋げたまま、エドワードはロドルフと唇を重ねた。  あれほどまでに激しい刺激を感じていたのに、優しく触れたキスでさえ身体は喜んでいる。エドワードはこのままロドルフに触れ続けていたかった。  汗と唾液と体液が、一体どちらのものか分からないくらい混じり合って全身を濡らしているのもあってか、身体は熱くてしょうがない。

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