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第166話
「あの、さ、ロドルフ……」
「どうかしましたか?」
「僕、もっともっとロドルフが欲しいんだけど、だめかな……?」
「明日、陛下とレオナルド殿下に魔物討伐の報告があるので、加減できるようには努力いたします」
ちゅっ、と優しいキスを落としてくるロドルフであったが、エドワードの中に残っているものは昂ったままであった。
本当はロドルフも欲しているのだと思うと、エドワードは笑いが止められなかった。
「ロドルフ、好きなだけ僕を求めて」
「ありがとうございます、エドワード様」
ロドルフは優しい笑みを浮かべながら再びエドワードにキスをした。
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