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第8話
「よくできました」
終わった…尚樹がそう思った次の瞬間、龍が次は自分の顔にかけろ…と言う言葉を発した。
尚樹をまたしても目の前が真っ暗になるような感覚を覚えた。
何でこんな事に…。
尚樹はうな垂れた。
「早くしろ」
「…もっもう勘弁してくれっ」
尚樹はその目に涙を浮かべながらそう言い龍は考え事をするそぶりをし始めた。
ほどなくして龍はその口を開いた。
「解った、お前を許そう…」尚樹はその目を輝かせた。直後、ただし条件がある…と言う言葉を発した。
尚樹はな、何ですか?と言うことばを発し龍はその目を細めた。刹那、龍の言った言葉に尚樹は言葉を失った。
「お前がお前の尻の中を見せてくれたら許す」と言う龍の言葉は尚樹を絶望させるのに十分な力を有していた。
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