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柔らかい舌の次は、少し節張った怜士の指が倫をいじめてきた。
まだ固い蕾はまず舌で解され、今はローションで充分に潤った二本の指でさらに押し広げられている。
「うぅぁ……、んぅ、ん。はぁ、はぁ、あぁ……、あぁッ!」
怜士の器用な指が体内のいいところに当たるたびに、倫は声を上げ精を漏らした。
濡れた秘所がくちゅぐちゅと水音を立てて、さらに煽ってくる。
「はぁ、はぁ……。怜士さ、まぁ……」
「そろそろ、欲しくなってきたかな?」
可愛らしいピンク色だった倫の秘所は、怜士の愛撫ですっかり淫靡な紅に染まっている。
緊張に強張っていた体も、充分にリラックスしているようだ。
(これなら、私を受け入れることができるだろう)
指三本まで増やすつもりだったが、あまり焦らしても興が覚めてしまう。
「では、いこうか」
「? どこへ、ですか?」
見当違いの倫の返事に、怜士は苦笑した。
「やはり君は、素直で愛らしいな」
指が去り、倫は一息ついたが、すぐに別の何かがあてがわれてきた。
熱くて硬い、何かが。
(え……? これって、まさか……!?)
「挿れるよ」
「ちょ、ちょっと。やっぱり、やめましょ……、ね?」
ゆっくりと、怜士のものが倫の体内に挿入ってきた。
「あぁ、挿入っちゃった……。挿入っちゃった、怜士さんの、が……!」
「次は、動くぞ」
二人の体がぴたりと合わさり、その体温はぐんぐん上がっていった。
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