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第22話 僕の身体はパニック状態(R18 (ヤギ視点

ミツミの指が、僕のお尻でヌルヌルとうごめく。 僕は、ミツミの肌に包まれて、彼の顔を見上げる。 小さなベッドライトにボンヤリ照らされる、ミツミの優しい顔を、何度も確かめる。 怖い、ミツミの顔が見えなくなるのが怖い。 でも、彼の優しさが、僕の恐怖心を薄れさせる。 今はそれより、性行為に対しての恐怖の方が勝っていた。 「ほら、ほら、どう? 痛くないだろ? 」 「でも、ミツミのおっきいもん。なんでそんな大っきいんだよっ。」 苦笑して、触らせたのが失敗だったと思ってるんだろうな。 でも、僕はマグロみたいに転がって、ミツミに何にもしてあげられないのがちょっと悔しい。 ごめん、ミツミ。僕はきっと、君の身体に愛撫のお返しをするべきなんだ。 でもね、でも今、そんな余裕がない。 僕はまだ、ただただセックスへの恐怖心を押さえるのだけで必死なんだよ。 叔父の虐待は7年近く、いやそれ以上続いたんだ。 身体に触られるのが、触れられるのが、寒気がするんだ。 でも、ね? 今、君と抱き合える。それだけは嬉しい。 「大丈夫だよ、入れちゃおっか。俺そろそろ限界。」 「でも、きっと入らないよ。入らなかったらどうしよう。」 手袋取って、ペニスにゴムを付け始める。 なんか手慣れてるなあって、ほんとは僕が付けて上げなきゃ駄目なんだよね? 身体を少し起こして見てると、そのペニスが凶器に見えてくる。 なんだか怖じ気づいて、身体が自然とじわじわ逃げた。 「あ、え〜、逃げちゃうの? 」 「心の準備が、さ、必要なんだよ。」 「まあまあ、ローション使うと、以外とすんなりいくもんだぜ? 」 準備万端で僕の両足膝を曲げて上に上げる。 怖い、怖い、とうとうこの時が来てしまった。 お尻にあれが入るの、マジ? え、ほんとに入るの? ウソ、またでっかくなってる! 怖い、怖い、わあああああ、なんかブルブル震えてきた。 「えー、ちょ、美里~、なんでそんな震えてんの? 」 「こっ、こわいんだよ、当たり前じゃん。」 「あー、まあそうだよなあ。足持っとけ、片足でもいいから。」 「うん。」 右足太もも抱っこして、ちらっと見る。 ブフッとミツミが吹きだした。 「なんで笑うんだよう。」 「お前さ~、今のカッコ写真撮っていい?」 「駄目。」 「ちっちゃくて可愛い女の子みたい。」 「うるさい。」 「ヒヒヒ、か~わい~ 」 たっぷりローションを付けて、腰を持ち上げた。 きた、きた、きた、アナルにぴとって、ペニスの先が当たった。 わーわーーー、怖い、怖い。 「入れるぞ。」 返事を待たずに、グッと腰を入れた。 「ひっ、あ、いっ! 無理ッ! 無理! 」 「え〜〜、まだまだまだ、入れてません。入れてないよ、全然入れてないから。 ちょっと押しただけ。早すぎだろ、反応。 ほらー、ハッハッハって息して。 緊張しすぎ。」 「はあ、はあ、はあ、ああ、、ああーーっ! うあっ! あっ、あっ、あーーっ 」 ググッとアナルが押し開かれ、ヌルンとカリが入ってきた。 目一杯アナルが広がり、それを無理矢理ねじ込んで行く。 しかしそれは、思ったよりもラクで、スムーズに入っていった。 うわあああ、おっきいいい!! 入った、凄い! 「いいいっ、ひっ、ああああっ、いっ、いっ、あああ、あっ、あっ、あっ、」 「ほら、意外とラクに入ったろ? 」 コクコクうなずいて、声も出ない。 うわああ、わあああ、なんだこれえええ! 凄い違和感、圧迫感! 「ハアハアハアって、口で息して。ほら、ヒィって言うと力が入るから。」 そう言いながら、ググッと力を入れて、中へ、中へと進んで行く。 駄目、駄目だってば、早い!早い! あーーーっ、あっ、あっ、 「ううう、あ、あ、あ、うぐっ、あーーっ!  おっき、大っきいよう! いやっ! やあああ! やだっやだっ! もう止める! 」 「もうちょっと、もうちょっと、」 逃げる、逃げる身体を押さえられて押し込まれる。 うわあああ、そこ出すとこなんだってばーー!! 思わず力入ったのか、なんか一瞬ヌルンと抜けた。 し、しまった、ううっ、ごめん、全然入らないよーーー 「美里、美里、ほら、ハーハーは? 」 「ひっ、ひっ、ひっ、はひっ、ひっ、」 あー、駄目だ、可愛く返事したいのに、引きつった息しか出ない〜〜 ミツミが動き止めて様子見る。 「はっ、はっ、入った? 入った? はっ、はっ、はっ、」 「半分」 「えっ、えっ、うぐっ、まだ半分? 」 なんかガッカリして、ふっと力が抜けた。 するといきなり、ズズズズッと押し入れてくる。 「いいいい! おっき! おっき! ああああ、抜いてええ! 」 ミツミの腕を握って、身体を弓なりに反らした。 逃げる感じになっちゃって、はずみにちょっと抜けてしまった。 「抜いていいの? せっかく入ったのに。もうちょっとだよ。」 「あー、あー、あー、はあはあはあ、やだ。」 「いやでしょう。では、遠慮無く。」 グッとまた突き進む。やがてピタリと密着した。 ハアハア激しい吐息吐いて、何度もツバを飲む。 ミツミが大きく息を吐いた。 「はあ、どう? 全部入ったよ。痛い?」 ヒイヒイ息ついて、涙いっぱいためて必死で首を振る。 「お腹、すごい。うっ、うっ、圧迫、感、すごいいいぃ。」 「でも、ほら、全部入った。俺達、繋がってるんだぜ? 今。」 くったり、はあはあ息ついて、ベッドに上半身横たえる。 僕のペニスをこすってグイッと身体を密着させると、ビインと身体中の神経が弾かれて、悲鳴上げて身体をねじった。 「痛いのか? 大丈夫?」 「あっ、アッ! うごか、ないで、死んじゃう。死んじゃうっ、 死んじゃうっ! 」 「いや、動きたいんだけど、動かないと俺が死んじゃう。」 「やっ、やだ、、待って、うぐっ! 」 あああああああ、ゾクゾクする、わああ、鳥肌立ってる。 ぞおおっとなんか寒気きたみたいに震えが来たッ! ガタガタガタ、身体震わせて、ギュウッとミツミの腕を握り、必死で顔を振った。 「た、タオル。タオル、噛ませて。」 ガタガタ震えるその手に、枕元に置いた自分のタオル渡された。 手が、何でこんなに震えるんだよっ あーーー、ミツミがなんか心配そうな顔してる。 ごめん、ごめん、全然気持ちいい感じになれなくてごめん。 タオルを口に噛むと、ポロポロ涙出てきた。 「ほんとに大丈夫? 」 「うん、うん、」 何だろ、気持ちいいとか、なんか全然わかんない。 1つになった感動がどっかに行っちゃってる。 これで動くとどんな酷いことになるのか想像も出来なくて、泣きそうな顔でうなずいた。 「それでは、行くよ。」 ズルウッと抜いて、ヌルッと入れる。 す、すごい、凄い、おっきいのがなんか出し入れしてなんかこする。 あっ、あっ、あっ、 ビクビクビク、身体がもの凄く反応する。 「うぐううーーーーっ!! 」 「うわあ、締まる締まる。動けなくなるよ、美里、力抜いて。」 「うっ、うっ、うううーーーっ、」 必死で、力抜こうとする。 わあああ、ザワーッとしてなんか、ゾオオオーーッとするうーー 力、力抜かなきゃ、どうやるのか全然わかんない。 そうやってるうちに、ミツミがもう我慢できなくて動き出した。 クチュッ、チュッ、クチュッ、チュッ、クチュッ、チュッ、 「はあはあはあはあ、凄い、美里、お前、凄い。」 「ううううううーーーー! 」 お尻の中でズルズルでっかい物が上下して動くたびに、 ゾワッとする、わあああ、いいいいーっ、なんだこれ、ゾオッとする! 背中になんかビリビリくる! なんか、なんか後ろに引っ張られる! 思わずのけぞると、首筋をミツミが指でなぞる。 その手が下りて、胸に手を置き乳首を撫でた。 やめ、やめて、 あーーーっ、あっ、あーーーっ! やだ、もうどこ触られてもビリビリする。 顔を左右に振ると、汗に濡れた髪が頬に張り付く。 うー、うーーーっ! ゆっくり出し入れするたびに、なんかゾワゾワして腰が砕けそうになる。 ひい、ひい、ひい、 息が詰まる、タオル苦しい。 これ? これ? え?これ、気持ち、いいの? わかんない。 し、詩的な物なんて、なにひとつ浮かばない。 頭はパニック状態で、混乱のまっただ中にあらゆる刺激と快感じみた物がどんどん詰め込まれて圧縮される。 ひいっ! あっ、あーーーーっ!!  無意識に激しく首を振る。 顔に張り付く髪がうっとうしい。 手、僕の手はどこだ? 駄目だ、駄目だ、シーツ掴んで動かない。 あーーーっ、あーーーっ!! 「美里、美里、いい、いいよ、凄い、気持ちいい。」 ヒッ! ひいっ! やめて! スピード上げちゃ、やああああ!! お尻の中、もうこすらないでえええ!! チュッ、チュッ、チュッ、チュッチュッチュッチュッチュッ パンパンパンパンッ! 「はあはあはあはあ、」 「ぐっ、ぐっ、うぐうっ! 」 打ち付けられるたびに、ベッドにのたうちうねる。 もの凄い、粘膜への激しい摩擦が、ゴシゴシと腸壁が火を吹きそうになる。 ひいひいひいひいひいひい 声も出せずに、必死で快感に耐える。 終わり、終わりはどこ? ひいひいひいひいひいひい うぐっ ミツミが身体を動かすと、微妙にこすられるところが変わった。 やっ! いやっ、だめ、そこ、あーっ、ひいひいひい もう駄目、もう駄目、死ぬ!死ぬう!! 朦朧とした頭で、視界がぼやける。 もう観念してと、ミツミの顔を探す。 ミツミが、僕の身体を抱え直し、グッと持ち上げた。 バチバチッと音がした気がして 「うぐううーーーっ!! 」 何か、そこが強烈な何かをもたらす。 感覚が数倍に跳ね上がり、目の前を火花が散った。 身体中を電気が走り、ビリビリと背筋を感電させる。 「うぐっ!うぐっ!ううっううっうううーーーー! 」 ガクガクガクガクッ 身体が小さく痙攣して、ミツミのペニスを締めつける。 なのに、彼は動きを止めない。 まるで何かに取り憑かれたように、僕の強烈な何かを刺激し続けた。 パンパンパンパンッ! パンパンパンパンッ! 「はあっはあっはあっはあっ、」 「ひっひっひっひうううーーひぃー 」 アゴが上がり、身体がねじれる。 弓なりになって逃げる身体を引き寄せた。 パンパンパンパンッ! 「はっ、はっ、うっううくっうおおっ、うっ」 「 ぃいいいいいいっ 」 グッグッと最後に何度も押し入れると、股間がブルブル震える。 足先が、ギュウッと突っ張り反り返って痙攣する。 そして、2人一緒に射精した。

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